鉄道

2016年8月 9日 (火)

2016年夏★ スイスで見た、乗った特急列車の数々♪

RABDe500形電車(通称、ICN)のエクステリア
スイスで最強に格好いい電車ICN(Intercity-Neigezug)。IC用の基本が7両編成の振り子電車で、最高速200km/hで運転する。この美しい車両はイタリアのデザイン事務所Pininfarina(ピニンファリーナ)が手掛けたものです。なにそれ?って人でも「フェラーリをデザインしている事務所・・・」と言ったらデザイン力が分かりますかねぇ。
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Pininfarinaのロゴが入った電車なんて格好良すぎて、痺れます!
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ちなみに、スイス国鉄のRe460型機関車もこの事務所が手がけた車両で、フィンランドなどでも見かけます。
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ICNのインテリア
さて、このICNはエクステリアは最強のデザインだと思っていますが、インテリアは・・・。スイス国鉄のIC用客車に準拠しているので、方向転換もしない、リクライニングもしない座席が並んでいるだけです。
内外のクオリティの差に、少しがっかりさせられます・・・。でも、スイスのICは食堂車が標準装備なので、この編成にもまるまる1両の食堂車が付いていて、日本では考えられないサービスが今なお機能しているのは嬉しいです。
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ペンドリーノ(Pendolino)第4世代のETR610電車(or RABe503電車)
かつてドイツ~スイス~イタリアを結んだチザルピーノ社が保有していた振り子車両のETR610電車は、同社解散後、スイスとイタリアの国鉄に引き取られ、ECとして運用されています。そしてスイス国鉄が2012年以降に増備した車両は、型式がRABe503に改められています。今回は、走行中の電車から見るに留まりました
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これではイメージが伝わりにくいので、カラーは大きく異なりますが、ほぼ同じデザインのポーランドの“ペンドリーノ”の写真も掲載しておきます。今回の旅行で、ワルシャワ中央駅で見かけた車両です。
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ベルン、チューリヒで見かけた初代ICE
ドイツ鉄道の初代ICE車両は、スイスに比較的多く乗り入れてきます。
すでに4代目まであるICEは、初代のインテリアがコンパートメントがあったりして面白く、特にデザイナーのAlexander Neumeisterが日本の新幹線100系の食堂車(2階建て)に触発されたという食堂車は天井が高く、トップライトから光が差し込んで素晴らしいのです♪
日本の新幹線と同様に、初代はずんぐり丸くてカワイイです!
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タウルスの牽く客車列車“レールジェット”
そして最後は、オーストリア国鉄のレールジェット。塗装は派手だが、機関車の牽引する伝統的な客車列車です。
チューリヒ~ウィーンのECには、レールジェット登場以前から、通常の1等車のさらに上のビジネスクラス(日本のグランクラスに相当)する車両が連結されていて、もちろんレールジェットにもこのクラスが連結されています。
ちなみに牽引する機関車は、タウルスの愛称を持つ1216型。曲線を駆使したデザインが美しく、性能も良いのでドイツやハンガリーでも採用されている機関車です。
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2016年6月19日 (日)

“国鉄色”485系ラストラン

国鉄の特急車両として最大勢力を誇った485系シリーズ。この系列自体もいまや絶滅危惧車ですが、国鉄特急色(赤とクリーム色のツートンカラー)を纏った車両が今日で引退です・・・。
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最盛期には北は北海道から、南は九州まで電線のある路線で、この系列を目にしないほうが難しい(とは言いすぎかな)くらいの状況でした。学生時代の旅行では、周遊券を片手に全国でこの車両にお世話になったものです。
特に中学時代の夏休み、春休みになると親戚が佐世保近辺に住んでいたこともあり、ほぼ毎日、特急「みどり」に乗っていたように思います。
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ちなみにこの“国鉄特急色”の影響力はすごいのです。隣国の韓国や中国、果ては北朝鮮まで、これをパクったカラーの車両が存在し、中国では本家が絶滅しようとする現在でもこのカラーのディーゼル機関車を見かけます。
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まさに今(14:00)、485系は山形駅で多くの鉄道ファンに囲まれて、14:38発の仙台行きとしての折り返し準備をしている頃でしょう。

自分の世代に馴染みの車両がどんどん消えていき、どこもかしこも新幹線ばかり。便利にはなるけれど、鉄道の魅力が薄れていきます。これも時代だから、仕方ありません。

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そのうち、ふらりと鉄道博物館あたりにお蔵入りした車両に、会いに行ってみようかな・・・と思ったりします。
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2016年6月16日 (木)

上野発の夜行列車と、青函連絡船に乗り継ぎ北海道に向かった頃を思い出す。

今日、藤沢駅のNEWDAYS(JR東日本の駅ナカコンビニ)で、経由路線の異なる上野発、青森行き寝台特急のヘッドマーク3種を入手♪

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経由路線を東から「ゆうづる」は常磐線経由「はくつる」は東北本線経由「あけぼの」は奥羽本線経由でした。最盛期には、それぞれ複数往復の運転本数を誇り、寝台列車は東京と東北を結ぶ重要な交通手段だったことがわかります(自分はもっぱら夜行急行、多くの場合「八甲田」の自由席で青森に向かいましたが)。
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特に「ゆうづる」「はくつる」 は、北海道連絡特急的な使命も担っていました。車内では乗船名簿(緑はグリーン席用)が配られ、それに記入し、早朝の青森駅に着くと"北に帰る人の群れは誰も無口で♪"連絡船へと向かったものです。
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いまや青函連絡船(写真は、青函博の際の臨時運行最終便の船長のサイン入りA4カード)が消え、これら上野発の夜行列車も消え、いまや新幹線で津軽海峡を越える時代。世の中、ずいぶんと変化したなぁ・・・と、小田急線で感慨にふけってしまいました。
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★YEBISU×日本の鉄道(全21種類)ヘッドマークチャームコレクション
ヱビスビールのキャンペーンで、かつての寝台特急のヘッドマークのキーホルダーが付いてきます(なくなり次第終了)。コンビニによって、扱っているヘッドマークは異なります。

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2016年6月 9日 (木)

シベリア鉄道で高級寝台車リュークス(Люкс)に乗車!

2016年のゴールデンウィーク、極東ロシアと中国を旅した時、シベリア鉄道(Океан:アキアーン号、オケアン号)に体験乗車してきました!

シベリア鉄道は、出発時刻に注意!
4月28日、現地時間21:00にハバロフスクを発ちます。
あえて現地時間を記載したわけは、ロシア鉄道の時刻表によれば、この列車の同駅出発時刻は14:00となっているからです。これはロシアの鉄道は全て“モスクワ”時間で運行されているからです。モスクワと7時間差のある極東地方でも、モスクワ時間が切符に記載されるのです。
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ですから、駅の電光掲示板はもちろん、駅舎の外壁にある時計の時刻や、車内の時計も全てモスクワ時間が表示されます。正直、混乱します・・・。
20時前に撮影した写真ですが、現在時刻も7時間前。乗車列車の6列車(Хабаровск – Владивосток)も、出発時刻は14:00になっています。
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駅での待ち時間
ハバロフスク駅には1階の待合所(ホール)の他に、2階の有料待合室、さらに1階にはカフェテリア形式の大きな食堂(スタローバヤ)もあります。時間も時間なので、夜行列車に乗り込む前に食事を済ませて・・・というのが望ましい過ごし方だと思います。
が、今回は食堂車を使う計画なので、プラットホームで写真を撮ったり、ホールでスーツケースに腰掛けたりして過ごします。
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ちなみに、ロシアの長距離列車は始発駅では30分前から乗車できます。改札は乗車する車両の扉の前にいる車掌によって行われます。なので、プラットホームへは駅舎を通らずに外から直接アプローチしてもかまいません。
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いよいよ乗車
初の最上級一等寝台のリュークス(Люкс)に乗車です。Люксは高級とか、豪華といった意味です。ですから、まさに高級寝台車なのです。
ロシアの寝台車には、このほか一般的な1等2人個室(СВ)、2等4人個室(Купе)、そして開放3等寝台(Плацкартный)があり、この列車には3等車以外の、3種類の車両が連結されています。ちなみに他の国でも一緒ですが1等、2等に1人で乗車する場合、知らない人と相部屋が前提です。
これに対してリュークスは1人使用が前提の個室で、2人で使用する場合は“エキストラベッド”を使用して二段寝台にします。
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洗面台からトイレ、シャワーまで付いていて、かつタンク式(垂れ流し式でない)なので、(ロシア鉄道にありがちな)駅が近くなるとトイレが使用できない・・・なんてこともありません
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アメニティや軽食類も充実していて、とても楽しいです。
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お値段は・・・?
1人でウラジオストクまで利用する場合(運賃+寝台料金)、2等が約3,000ルーブルで、1等車が6,000ルーブル程度であるのに対して、リュークスは11,500ルーブルと高額です。
が、前述の通りリュークスは部屋売りです。これに対し、他の寝台はベッドあたりの金額です。
今回は2人で使用したので、1等車だと先の金額を単純に2倍して12,000ルーブルとなりますが、リュークスであっても14,000ルーブル程度です。リュークスの代金は、イメージ的に部屋代+エキストラベッド分といった感じでしょうか。
そのため、2,000ルーブルの差でこの楽しさ・・・僕らはリュークスにして良かったと思っています(下の写真は、別の機会に乗車した1等の2人個室です)。
ちなみにリュークスだと、食堂車から食事も運んでくれます。出発前に注文を取りに来ましたが、食堂車に行きたいのでお断りしました♪
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食堂車という楽しみ♪
出発が21時と遅いのですが、食堂車は23時頃まで営業しています
食堂車のために昼から食べていなかったし、混雑して入れなかったら目も当てられないので、出発してすぐに食堂車に向かいました。
僕らが入ったときには使われているテーブルは2つでしたが、僕らが注文を入れたあたりから満席になり、食堂車は大盛況でした!ホールスタッフは基本一人で、売店の来客も回しているので大変そうでした・・・。
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食事の方は・・・特別に美味しいということもないですし、駅のスタローバヤに比べれば遙かに値段も高めなのですが、やはり食堂車という特別感がたまりません。
真っ暗で外も見えないのですが、ガタゴトと揺れる中で、落ち着いてビールを飲んで、まともな食事ができるのは嬉しいです。
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シャワーを浴びて就寝。
部屋に戻ると、相方がシャワーを浴びている間に、昨夜飲みきれずペットボトルに詰めてきたワインを飲み直し♪
その後、下段の背もたれを倒し、上段を出して、寝る準備をしてからシャワーを浴びて、就寝です。
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朝陽の中を走る
今回の旅はウスリースク下車なので、この恵まれた空間で朝をゆったり楽しむことができずに残念でした。しかし、早朝の下車だからこそ、朝焼けの湿原地帯を走る車窓を目にすることもできました。
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6時16分、ウスリースク到着。結構、多くの人が降車しました。
日本からは消えてしまった、ちゃんと生活に根ざした夜行列車なのです。
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★チケットの購入方法
ロシア鉄道のホームページにはweb予約画面がありますが、なんとロシア国内で発行されたクレジットカード以外の決済はできないようです(2016年4月現在)。
そのため、国内代理店でチケットの手配を考えましたが、とんでもない金額の手数料を取られます!現地の代理店だと、もう少し廉価な手数料でした(日本語のwebを出しているところもあります)。
今回は上記webを1週間くらい前に見ても、リュークスは半分くらい空いており、前日まで毎日チェックしましたが空き状況に変化がなかったので、現地の駅で直接購入することにしました。
2年前にモスクワの駅窓口で列車のチケットを購入した際には、クレジットカードが使えたように記憶していたのですが、ハバロフスク駅の窓口(駅に入って右側)では現金しか使えず、持ち合わせが足りなかったので構内のATMでキャッシングしたり、駅であたふたしてしまいました・・・。
ちなみに職員によるのでしょうが、今回は窓口で英語は使えませんでした。簡単なロシア語でも十分に購入できますが、不安な方は上記webの当該列車の情報を印刷しておくとスムーズだと思います。

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