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2016年7月28日 (木)

Holzwärme Grindelwald AG(木の暖房グリンデルヴァルト株式会社)を見学

地域熱供給システムってなに?
7月15日、グリンデルヴァルトで地域熱供給システムのプラントを見学しました。地域熱供給システムとはプラントで大量のお湯を作って、導管を介して、複数の施設に、お風呂や暖房用のお湯を売る仕組みです。国内ではあまり見かけませんが、欧州では一般的なシステムです。
ここでは木のチップ(20~40mm角程度に砕いたモノ)を主な燃料にしており、地産地消型の環境にやさしいシステムを運営しています。
※図: 安成工務店様のホームページから引用、同社のシステムでは冷熱の供給もしています。
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地域熱供給の本社だと思って辿り着いた場所は小水力発電所・・・
実はこの場所に辿り着く前、はからずも小水力発電所に行ってきました。その場所は、地域熱供給プラントだと思って足を運んだ場所だったのです。事前に調べた同社本社の所在地が、そこだったのです。
要は水力発電所も経営している、地域エネルギーHDの傘下ということなのだろうと思います。
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出国前に見つけた情報
一月前に視察お願いのメールをしていたが返事が来ず、外観だけでもという思いで足を運んでみたところ水力発電会社で、しかも誰もおらず・・・。
仕方なく部屋に戻り、バルコニーで昼食を取りながら同社のWEBをもう一度見てみる・・・
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灯台もと暗し・・・。
すると、写っている建物と思しき建物が食卓の向こう側にあるのです・・・!前日から気にはなっていた屋上緑化の建物で、煙突が2本出ています
google mapのストリートビューで見て、遠目にほぼ間違いないことを確信(隣接地までカバーしていませんでした)!
とまれ、行ってみることにしました。
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ラッキーなことに、飛び込みで視察をさせてもらう!
行ってみると、まさに予想通り!
しかも、車が止まって、シャッターも開いていて人がいる!地域熱供給プラントは自動運転可能なので、人がいないこともままあるのです。
すかさず見学をお願いすると「すぐに出てしまうので、少しだけなら良いよ」とのこと!ツイている!
彼らは技術系のパートナー会社のスタッフで、たまにボイラ等の調子を見に来るとのことでした。
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システムの規模と、事業のもたらす効果
6年前に開業した同施設は、6.5kmの導管木質ボイラ3200kWと1200kW(バックアップはオイル7700kW)を有し、ホテル20軒と一般家庭40世帯に熱を供給しているとのことです。「蓄熱槽が小規模・・・」と話していましたが、ボイラ等を見るとそれなりの規模だと思います。将来的な需要拡大も見越してボイラ等を設え、現在の需要に合わせて運転しているということなのでしょう。
なお、この事業に伴う、直接的な常勤雇用の創出は1人分だということです。田舎にとって、1人の常勤雇用を創出できるって大きいことだと思います。それに、ここでは木質チップを使用しているので、木を切り出したり、チップを生産する人たちの雇用強化もあります。
また、木の燃料を使用しているので、環境負荷の低減に寄与(木は温室効果ガス排出量ゼロとしてカウントされます)し、自然を相手にするリゾートにふさわしい取り組みだと言えます。
もう少し時間があると良かったのですが、贅沢は言えません。
とにかく、木質地域熱供給の視察という、レース以外のこともこなせたので良かったです♪
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